夢中になったものは、他のなにもかもをなげだして
つきつめてしまう不器用だけどとっても器用な男の物語。
オペラ、三段跳び、サングラス集め、ハツカネズミ、
サンドウィッチづくり、探偵、そして彼は女の子に夢中になる。
童話のような平易な言葉で書かれていて、ツイストマフィアさんや、レストランのおじさん、中学校の先生など登場人物のキャラ建ちが独特。糸井重里のMOTHERシリーズのような世界が広がっていて"おとなもこどももおねえさんも"引き込まれるハズ。
「ああああ、何やってるんだろうなー！ジブン！」
「あわわわわ！もーーームリだよ！！！」
なんて自信がなくなった時の処方箋としてもお勧めです。
