ぜったい嫌な人生、ルイ14世

ルイ14世は、侍医ドクトル・ダガンの主張する「歯はすべての病気の温床である」という説に基づき、12回にわたる手術の末、すべての歯を抜かれた。しかも当時は麻酔もないため、歯はやっとこで引き抜かれ、抜いた後は真っ赤に焼けた鉄の棒を歯茎に押し当て消毒とした。その後、歯の無いルイ14世は、8時間以上かけてくたくたになるまで煮込んだホロホロ鳥や雉などしか食べられなくなった。また、常に胃腸の調子が悪くトイレに頻繁に駆け込んだ。時にはトイレから、家臣たちに命令を下すこともあったという。あまりにもトイレに行く回数が多かったため、衣服にも糞尿のにおいが染み付いてしまっていた。そのため家臣たちは、香水をしみこませたハンカチを鼻に当てて閣議に臨んだ。
(wikipediaより)